スクーピーの孤独

 俺の乗っているスクーターは、ちょっとまわりが引いちゃうくらい可愛い。
スクーターの種類がスクーピーってところで、まず可愛いけど、さらに模様が可愛さアップップしている。
なんと、白と濃いクリーム色の千鳥格子柄なのだー!!
これ、バイク屋のおじさんが気を利かせて限定モデルを取り寄せてくれたから文句はないけど、最初のうちは恥ずかしかったなー。
でも、そんなこんなでこのスクーピー君と出会って5年目の春を迎えたよ。
もう、恥ずかしい、とかはなくて、むしろ俺が乗りたいのはお前だけだよ☆って感じになりましたー。
う〜ん、一緒に乗ってた女の子はどんどん変わったけど、今のスクーピー君は変わらなくて良かった。
俺のスクーピー君への愛も深くて、必ず1000キロ走ったらメンテに出してるし、油も変えちゃってる。
挙句、スクーピー君に名前まで付けちゃってる。
可愛いからLady stardust☆デビッド・ボウィみたいになるんだよ、的な願いをこめてみました。
お前、Young Americanって曲から名前をとられないで、良かったなぁ。
あ、でもRabel Rabelでも良かったかも。
そんなラブラブな俺たちの最大の懸念は、いつサイドミラーを直すか。
両方とも割られちまったのです。犯人は同中のなかやんに違いねぇ!!
だから、今サイドミラー代わりに手鏡付けてる、手鏡。
これ、何にも見えないよ!!みんな、気をつけてね!!手鏡じゃ何にも見えない!!
あぁ、でもサイドミラーっていくらするんだろう。
サイドが手鏡じゃ、いつか川越街道でトラックに轢かれてペチャンコになって死んじまうよ。
川越街道のほうき星はお空に帰りましたって地元で語り継がれちまうよ。
でも、手鏡を含めて俺は今のスクーターが大好きなんだ。

 ちなみに、タイトルのスクーピーの孤独はミッシェルの名曲「シトロエンの孤独」から取りました。
サンキューベイベー。